見晴らしの良いマンションリノベーション
玄関の関節照明と、貼り替えした白い床。既存の建具の素材を活かし、
組み合わせを変えるとまた違った表情の空間になる。
LDKのコーナーから空間全体を見る。白を基調とした空間の中に、
既存建具の木目と、新しく加えた木目が溶け込んでいる。
CG(コンピューターグラフィック)を用いて検討したキッチン「下がり天井」の色。
カウンター下部の「そこ上げ部分」は、キッチンメーカーではなく自社で責任施工。
人口大理石の天板は、キッチン内側からの高さが85センチ、外側からで100センチ。
椅子は施主様が購入。こだわりの選択が理想の「ホテルライクの住まい」を構成する。
(1つ上の写真)引き戸奥の「ウォークイン_キッチン収納庫内」。リフォームする前は
隣室、主寝室のWCLだったが、入り口を反対側に設けてキッチン用に有効活用した。
仕事での外出が多い事もあり、休みの日は家で過ごす事が多いというA様。“休息”のお供の
「お気に入りの本」との1枚。「いつもは、もっと寝そべって読んでるんですよ!」と御本人(笑)。
リビングに面する書庫。中には「お気に入りの本」だけではなく、暮らしに関する
「書類等」も収まる。「お掃除ロボ」の充電スポットとしても事前に計画している。
ユーティリティーは、水栓をシャワータイプに変更。また、洗面台の背面と洗濯機の上部の
2個所にストックスペースとして収納を追加。既存家具に合わせて木目調の扉を備え付けた。
子供部屋の前室に、「演奏用の防音室」を設ける。洗濯機や、キッチンの生活音も遮断される為、
集中して練習に打ち込めているそう。隣や上下階の居住者への配慮としての効果はもちろんの事。
見えない所に様々な収納グッツとアイデアを散りばめていたA様、「便利な収納方法は世
の中にもっとあるし、もっと取り入れたい!」と、魅力が多く取材時間が足りませんでした。
オーナー様の声
こだわりが強くわがままばかりを言って大変だったと思いますがいつも笑顔で真剣にプランを聞いて下さいました。大変な時期に作業を止める事なくおうち造りを進めて下さった皆様に本当に感謝しております。またいつかリフォームの時期が来ましたらお願いしたいと思います。(A様より)
担当者のコメント
一緒に考えた分だけ、愛着も喜びも共有出来たのではないかと思います。より良い日常が続く事をお祈りいたします。(右)設計担当 中山 コロナ禍にありながら無事完成出来て良かったです。オーナー様の思いのこもった家づくりに関わらせて頂きうれしく思います。(左)現場担当 大橋
建築データ
仙台駅の南、街中より静かな場所に位置するタワーMS。上層階ならではの窓からの景色が気に入り購入。間取りは少々不満だった。「生活スタイル」や「趣味」その他を聞き取りつつ、共に設計し“おうち時間” を満喫できる場所へと空間を変身させる。施工期間の2か月。マンションのレギュレーションをクリアし「施主様の理想」を弊社の設計・施工一貫体制で形にする。
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イメージ映像
⑴リビングの“お掃除ロボ”→格納スペースへ ⑵キッチン内部の絶妙な設計による「使い勝手」 ⑶元寝室のWCLを活用した、キッチン収納庫内部 ⑷防音室での演奏の様子(音の大きさの違い)_以上「くらしデザインの映像」約30秒